Kei's mecha factory

RC、ロボット、動く模型で遊ぶ!

King3エアーウルフについて

エアーウルフ

とりあえずウチの主力機です。

E-sky社のKing3に同社のKing2用ボディ「エアーウルフ」を装着、固定脚を引込脚に改造し、省略されている艤装パーツを製作、あとは飛ばしながら徐々に気になった所を強化していきました。

King3は400クラス(?)ですがスケールボディの重量増による高負荷を考えた場合、ヘッド周りは450クラスのBelt-CPV2と共通で強度に余裕があり、パワーユニットを強化する場合も450クラスのパーツが使えそうという事と、国内で手に入るこのクラスのボディの中ではシルエットが好みだったのもあり、何より8の字飛行も出来ない段階だったのでクラッシュしても泣かないでいられる範囲内の機体という事でこれを選びました。

送受信機は1度動作チェックの為浮上テストをしてからすぐにフタバFF7 2.4Gに交換。

ボディのほうはマシンガン、ピトー管、空中給油口、ワイパー、ターボ排気ノズル、テールの翼端板等を追加。

垂直尾翼が小さめだったので形、大きさを合わせて作り直し、テールスキッドを追加。

省略されている窓や給油口、ドアノブはシールを作って再現。

インパネバイザーはプラ板で追加。

1/24カープラモのフィギュアを改造してホークを製作。

ホーク製作中

それにエクストリームの電飾リポアラームを使用して電飾、等。

ピアノ線の脚もプラ板、プラ棒でディテールアップしてあります。

引込脚メカはスポンソン内を貫通した2mmピアノ線を中央のフレームにタイラップで固定してあり、スポンソン内(ノーズギアでは機首内)で素材がしなる事を利用したサスペンション機能で約10mmのストロークがあり、少々のハードランディングには耐えてくれます。

引込脚サーボにはLANDER LS-2 160°動作9gサーボを使用。

ノーズカウルはピンとポリキャップで脱着できるようにしました。

ボディ(単体で約150g)とこれらの改造で全備重量は標準の530gから200g程増加。

リポはハイペリオンG3 3セル 1600mah 25C 

中身のKing3は丁寧に組み直しローターを標準より13mm長いハニービークール用(木製)に換えた位で、あとは全て標準でも上空旋回飛行までは不満を感じませんでした。

しかし縦の動きを入れてストールターンの練習に入ると、最大2600rpmでは垂直降下からの引き起こしやミスした時の急回避、予想外の沈下時に頼りなく感じるようになり、ピニオンを10T→11T、回転数を2900rpmに上げた所十分なパワーになりました。

しかし夏場はモーター温度が10Tでギリギリのようでした。

ベルトのリアプーリーのスリップ、強めに張った時のフロント側ガイドローラーのたわみが気になったので、リアにベルト押さえベアリングを追加、フロント側ガイドローラーの取り付けビスを貫通化

これで弱めのテンションでもスリップしにくく、テンションを上げてもローラーが開かなくなりました。

それとテールローターのセンターハブを外側にずらして(ヤスリでDカットを延長)最大舵角をUP。

これで重量のある本機でフルピッチを掛けた時の大きな反トルクでもテールの推力は問題は無く、増速プーリーは入れていません。

この頃純正ジャイロのボリュームが壊れたのでGU-210ジャイロに交換。

ウチの個体では、純正サーボのホーンを短めにする事で純正ジャイロと良い感じにバランスしていたのですが、最大ゲインが低いGU-210と純正サーボの組み合わせでは美味しいレンジを外れてしまうようでいろいろ調整しても危険な程フラフラしてしまいます。

それでINO-LAB HG-D201HBデジタルラダー用サーボを導入、このコンビでは純正コンビよりラダーのカッチリ感が増しました。

しかし購入したGU-210はドリフトによる飛行中のトリムズレがあまりに酷かったため(降ろす頃にはラダートリムが10コマ位ずれてます)ホビキンHK401Bジャイロに交換、これで調子良くなりました。

ESCもHifei35A、これが梅雨に放置した間に壊れPhoenex35A&CC-Bec10Aに交換。

ガバナーモードは初期設定が済んでしまえばセッティング変更が速く正確に出来て良いです、PhoenixはHifeiに比べてガバナー制御に遅れがほとんど無い為とても飛ばしやすくなりました。

スロースタートもPCで超低速まで自由に設定出来る為雰囲気が良くなりました。

また万が一取扱いをミスしてもいきなり高速回転を始める事が無いので安全ですが、スロットルスティックでの停止は飛行中に停止させてしまうと復帰が間に合わず危険な為、停止には必ずホールドスイッチを使用する事になります。

PhoenixESCにはヒートシンクが装備されていなかったのでカー用の物を貼り付けておきました。

(それでも、BECもカットしてあるのに夏場はかなり熱くなるので無理はしないほうがいいようです。)

スワッシュサーボはスタント飛行では純正だとガタやギア強度、これまでの消耗も気になったのでアナログプラギアE-MAX-ES08Aに交換しました、安価ですが純正に比べたらガタはかなり少ないです。

その後ループ、フリップの練習に入ると、コレクティブを多めに取っているのもありますがKing3のヘッドはパーツの干渉により最大舵角が大きく取れない為エルロン、エレベーターの最大レートが低めで、練習中では特に姿勢を崩した時のリカバリーが不安です。

しばらくスタビやローターを換えたり、ヘッドのアーム類を高剛性の物に換えたり、パーツを換えたり削ったりして最大サイクリックを6°程までを増やしたりしてみましたが、ヘッド本体がノーマルのままではあまり改善出来ませんでした。

そこで先日、運動性、安定性、スケール感、メンテ性、パワー、燃費、等数々のメリットを考え2軸ジャイロ「SK-360」を使用してスタビレス化に踏み切りました。

ヘッドは純正を加工、それと共振が出たのでフレームをエクストリームのカーボンメタルに交換。

初期トラブルシューティングに苦労しましたが、セッティングが決まるとフリップレートも上がり、頭上げ、ロール等の癖がほとんど無くなりとても飛ばしやすくなりました。

ゴツいノーマルヘッドからずいぶんすっきりして見た目も良くなりましたが、フレーム交換による重量増の為かパワーはほぼ変わらずです。

その後ノーマルモーターの夏場の発熱と、軸とベアリング(内輪内面)の磨耗による異音もあり、耐熱性、耐久性、今後のパワーUPへの備えで先日ハイペリオンHS2213-3585kvモーターを導入。

ピニオンはkv値に合わせて同社のスチール製12T。

クーリングファン付きで発熱は明らかに少なく、耐熱200℃という事なので真夏でも大丈夫でしょう。

ガバナーで同回転数に設定し、ホバリングから急上昇時の回転落ち限界ピッチ(約11°)、飛行時間(上空旋回で約6分)をテストするとノーマルモーター時とあまり変わりません、パワーロスのあるファン付きでこの性能なら効率は良いんじゃないでしょうか。

(これの前に試したHS2213と同クラスのe社モーター(ファン無し)はノーマル以上の凄い発熱で燃費も悪くパワーは同じくらいでした)

新モーターはノーマルモーターより一回り大型(コア径はほぼ同じでコア長が約1.5倍)で許容電力も大きいので、フレームも強化した事だし今後さらに高放電軽量リポの登場が楽しみです。

ノーマルモーターのパワー、効率はなかなかでしたがシャフトの抜け止めが無く、重量増や高回転による高負荷条件下では缶が浮き上がってギアの噛み合わせがずれ、ギアナメを起こしてしまうようです。

何か時々変な音がすると思ってたらストールターンの引き起こしでギアがナメていきなり動力0、オートロの真似事でなんとか不時着した事がありました。

(ナメた箇所以外に全周で上半分がツルツルでした)

ナメギア

その後カラーを入れて抜け止め加工しましたが軸が折れたという話も聞きましたし、缶浮きと、磨耗が早い軸受けは要注意だと思います。

・・・と、現在こんな感じです。

極力ノーマルを保つつもりが現在残っているノーマルKing3のパーツはテール系とマスト、メインスパーギア位になってしまいました。

次はもうすぐ到着予定のホビキン450メタルフライバーレスヘッドを試してみる予定です。

出来るだけスケール感を出しつつ、どこまでキャラクターに合った運動性を出せるかが面白いところです。

ディテールの様子

生まれて初めてRCヘリでループした時の映像、まだバー仕様です

2軸ジャイロが設定途中ですがバーレスでの飛行の様子