YF-19 2号機、初飛行は秒殺
日曜日、用事を終わらせて、YF-19 2号機の初飛行の為夕方から河原へ。
ここはこの時間だと少し逆光気味です、風は約3m/s?
動作チェックを済ませ、ジャイロは感度が不安なのでまずはOFFで上げてみる事にします。
スロットル2/3、そっと手投げで離陸。
途端に左右へフラ~リグラ~リ!
自立安定が全く無いうえにロールが止めたい所でぜんぜん止まりません。
なんとか安全な方向に向けて高度を取ろうとしましたがロールがどんどん大きくなり、少し離れた所で逆光の加減で機体の姿勢が全く分からなくなってしまい、ジャイロを入れる事も出来ずそのまま墜落。
河と河川敷の境目辺りに落ちたのでダッシュで確認に向かうとコンクリートの護岸に機首を接舷した状態で表向きにプカプカ浮いています。
護岸を降りて回収、すぐにバッテリーを外しメカ類の状況確認を確認しましたがリポとESCには喫水線上で水滴一つ付いておらず、受信機も固定の為のテープをグルグル巻いていたせいかケースを開けて確認しても浸水の跡はありませんでした、しかし主翼エルロンサーボだけはたらふく水を飲んでました。
それにプロペラの先端が欠け、機体の端部が数箇所傷ついています。
どうやらコンクリートの護岸に刺さってから河に滑落したようです。
一応投げ竿も用意していますが、もう少しで回収不能や水没全損の危険もあったのでラッキーでした。
事故原因を考えてみます。
1号機ではスパンが短い為ロール方向にコロコロと不安定ながらも予想外に強い復元力があり、ジャイロを切っても、難易度は少し上がりますが飛行や離着陸は十分可能でした。
しかしそのせいで、下反角を強く付けてもナイフエッジ飛行でのラダーによる起き癖が強く、ヘッドロックジャイロで押さえても変な癖が出ていて、低速でのダッチロールもありました。
2号機では拡大した主翼に対して7°の下反角はそのままで下反角効果UPを狙った・・・のですが思ったよりUPし過ぎたようです。
尾翼、腹ビレ周りの構造変更も影響しているかもしれません。
またジャイロONだったら生還できていたかもしれません。
ラダーが重心より上に位置していて寝癖を発生させる為、僅かに上反角効果がある位のセットを狙うと起き癖0になるのではないかと予想しているのですがどうでしょう。
その位のセットだとジャイロOFFでは、上空ではまだ制御出来ても着陸はかなり難しくなるかもしれません、しかし飛びは面白そうです。
という訳で下反角は、3度に減らして様子を見てみようと思います。
エルロンの舵角も改めて確認しましたが、大型化した舵面を考えてもEXPを十分に掛けていたのでこれは大丈夫だったと思うのですが、最大舵角は当面こんなに必要無い事が分かったので再調整しておきます。
帰宅してから浸水したエルロンサーボは予備の新品に交換、他のメカに浸水が無い事を分解確認して動作テストすると異常なし。
破損箇所もスコッチボンドとホットボンドで修理完了。
1号機と同じくとりあえず落ちましたがデコパネプッシャーはタフです。
秒殺ながらもデータは取れたので次回再挑戦予定です。
しかし以前ジャイロのリバース設定ミスで落としたトラウマが残っているのでジャイロをONでいくかOFFでいくか悩み中・・・